圓光寺 × 大竹将人
開発ストーリー鼎談
美しく心地よいだけでなく心の拠り所となる墓苑づくり
圓光寺に誕生した庭園墓 尾張 萩の寺 花樂苑は、
株式会社エムエムシーが手がける花樂苑シリーズの4つ目。
誕生の経緯や当苑を作る際に込めた想いを、3人が集い自由に話しあいました。
本日は、お時間をいただきありがとうございます。庭園墓をご検討される方々に、庭園墓を選ばれた理由やお墓に対する考えや想いをお伝えできればと思います。よろしくお願いいたします。(大竹)
大竹 霊苑を計画された際、弊社の庭園墓 花樂苑をなぜ選んでいただけたのでしょうか
住職 エムエムシーさんが販売などでかかわられた金沢の宝勝寺ふれあいパークを見て、今はこんなデザインのお墓づくりがあることを知り、名古屋の東山霊園と和歌山の薬師寺霊苑の花樂苑を見に行きました。
花樂苑の杉苔を使ったお墓なら圓光寺にも合いますし、一年中何かしらの花が咲いて訪れる方をもてなす、美しい和風の回遊式庭園の中にお墓がある庭園墓というコンセプトが素晴らしいと思ったからです。
副住職 私は名古屋の東山霊園に伺った際、考えもしなかった景色にちょっとした感動を覚えました。ただ植栽が多いと維持管理が大変なのではないかと思ったのですが、東山霊園の花樂苑は、よく管理されていると思いました。
大竹 ありがとうございます。東山霊園の花樂苑は最初の花樂苑で、2016年の開苑です。試行錯誤はしましたが、いいスタッフにも恵まれ、植栽の手入れのノウハウの蓄積もでき、しっかりと維持管理ができていると思います。
副住職 また伺った際に、お墓に献花されているお花の数が多く、参拝される方が多い、とても皆様に親しまれている霊苑なんだなということに気づきました。維持管理が悪い霊苑には自然と足が遠のき、滞在する時間も短くなります。
私は年齢に関係なく誰もがお参りに来てくださる霊苑がつくりたいと思っていたので、植栽だけでなく献花のお花でお墓がパッと明るくなり、小さな子どもが走り回っているような景色がつくりたいと思っていたので、その点でも花樂苑はいいなと思いました。
大竹 お墓は、故人とご参拝された方が心の対話をする場であり、私たち墓守の仕事は、その心の対話の時間と空間をいつでも心地良い状態に保ってお迎えすることだと思っています。ご住職は、お墓はどうあるべきだとお考えでしょうか?
住職 私たちは仮位牌に、新たに元の場所に帰るという意味の新帰元という文字を書きます。これは四十九日までの間、仏様になる修行の旅を経て、本位牌に御霊を入れて元の場所に帰ることを言うのですが、故人がお眠りになるお墓も自然の中に帰る、元に帰る場所といえます。そんなお墓は、自分が生きてきたつながりの基点となる、心の拠り所となり、お盆やお彼岸には帰ってきたくなる場所であるべきだと思います。
副住職 お墓は点ではなく線でありながら、基点として心が交わる交差点のようなものではないでしょうか。道路も交差点がないと、スムーズに走れませんから、人生も時々立ち止まり、進む道を確認する。お墓をそのような存在と思っていただいてもいいと思います。
大竹 心の拠り所となるお墓づくり、素晴らしいお話をありがとうございます。霊苑づくりに際し、圓光寺様について、勉強させていただきました。圓光寺様の由来は、非常に高明な円光大照禅師によるものとお聞きしましたが。
住職 圓光寺を開山したのは、称光天皇より応年33年(1426年)に円光大照禅師の号を賜った滅宗宗興和尚です。滅宗宗興和尚は、矢合一本松にあった円興寺で出家、鎌倉建長寺で修行し、八ヶ寺を建立した他、尾張、駿府、近江に接待院を開き、熱田神社の修復、尾張国分寺堂の建立などを行った高明な和尚です。晩年は、圓光寺に暮らし、お墓も圓光寺にあります。圓光寺の圓光(=円光)とは円光大照禅師の円光であり、円光とは仏様や菩薩の頭の後方からさしている光の輪、後光のことでもあります。
一人一人に寄り添うお墓をご用意しました
大竹 萩の寺と呼ばれるようになったのは?
副住職 開山六百年の記念事業として昭和52年から萩を植えはじめました。これは矢合地区が、鎌倉時代に萩園村と呼ばれていたことに由来します。今では20種、約200株の萩が境内全体に植えられています。秋の七草の一つである萩は、「万葉集」で最もよく詠まれる、古くからくから日本人に親しまれてきた花であり、花樂苑が完成すると、萩だけでなく花樂苑の花木が咲き誇り、一年を通して自然の美しさをお楽しみいただけるお寺になると思っています。
大竹 圓光寺様のまわりは植木の街でもあり、私たちも勉強させていただきながら、春には枝垂れ桜、夏には紅白の百日紅、秋には紅葉や圓光寺様の萩、冬には梅と、一年を通して、花が訪れる方を迎え、癒す、庭園墓づくりを進めています。
住職 4つのエリアができて、それぞれに違うシンボルツリーが植栽されるのですね。
大竹 はい。4つのエリアができ、白壁を背にして水の流れる合祀墓もおつくりします。
副住職 お一人様でお眠りする方や回忌供養を終えたお骨を受け入れる永代供養のための合祀墓ですね。
大竹 はい。今回の庭園墓では、大きく分けて4つのお墓をご用意いたしました。一番安価なものは、お一人様でお眠りいただける合祀墓で、一番高価なものは従来のお墓と同じようにお墓を代々継承してご利用いただけるものです。お墓は、各ご家庭のご事情により何名の方がお眠りになるのかをよく考えてお選びいただくものです。最近では墓じまいをする方も多く、お骨の数やどこまでのお骨を納骨するかお悩みになる方も多いです。そんな時は、お気軽にまずご相談いただければと思います。大切なことですので、最終的な判断は、ご自身が下すものですが、人に話すことによって、考えがまとまってくるものです。
副住職 お悩みなら私にご相談くださってもかまいません。またペットと一緒に眠れる共葬区もありますし、ペットだけを埋葬したい場合は、ペット専用の供養墓もあります。
住職 話は変わりますが、圓光寺の土は軽いので枝垂れ桜は、難しいと言わていたのですが、枝垂れ桜に挑戦するようですね。大丈夫ですか?
大竹 はい。がんばらせていただきます。
副住職 本当に大丈夫ですか?
大竹 今からいじめないでください。必ず根付かせて咲かせてみます。
住職 完成が楽しみです。よろしくお願いいたします。
大切な人が眠る大切な場所
もう会えない人に会いに行く場所
旅立った人を偲び 花を手向ける場所
近況を報告しに行く場所
孫の姿を見せに行く場所
悩みを話しにいく場所…etc
葬儀は家族葬 お骨は散骨という
選択ができる時代となりましたが
自然の中に眠る 土に還るお墓こそ
悲しみを癒し 安心して供養ができる
お墓といえるのではないでしょうか
お参りしたい時にお参りできること
お墓を守ってくれる人がいること
故人と心の対話がしやすいこと
大切な人が眠る大切な場所に求められることは
そんなシンプルでありながら奥深いことが
昇華して良いカタチで結晶すること
そしてその結果として庭園墓 花樂苑が
心の拠り所のひとつとなれることが
何よりも大切だと私たちエムエムシーは考えます
圓光寺の庭園墓 尾張 萩の寺 花樂苑も
そんな墓苑となれますよう
持てる力を尽くして参ります
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