お墓を購入する前に考えておきたいこと

人それぞれに事情は異なり、価値観も想いは違います。お墓は、アクセスや立地から選ぶことが大切ですが、その他にも考えておきたいことがあります。なかなか答えがでない場合は、お気軽に花樂苑のスタッフにご相談ください。決めるのは、あくまでお客さまですが、人に話すことで考えがまとまることがあると思います。

蓮のイラスト

1.自分だけで決めない

お墓を決める際は、家族や親戚のことも考慮して選ぶことが大切です。家族でもお墓について話す機会はなかなか持てないかもしれませんが、価値観は親子でも必ずしも一致するとは限りませんし、お子様にお墓の面倒をお願いするならお子様の意見も聞いておくことが大切です。ただし他の人の意見を聞きすぎると条件が多くなり、すべてを満たすことが難しくなります。そんな場合は、条件を順位をつけて洗い出し、上から3~5つまでを譲れない条件にして調整していけば良いでしょう。

お線香の写真

2.お骨はいくつ入ればいいのか

1番の条件の中でもおそらく一番重要な条件となってくるのが、お骨はいくつ入れるつもりで選ぶかということ。面倒を見る人がいなくなる妻の実家のお墓は、どうするのか。実家を出て暮らしている子供はこのお墓に入るのか。あちこちにあるご先祖さまのお骨は、このままでいいのか等々。人それぞれにつながりがあり、お墓のことを考えると、お骨がいくつ入るお墓にするかはよく考えて決める必要があります。最近の傾向として、後世に負担や心配を残さないように、会ったこともないご先祖さまのお骨は合祀墓などに埋葬して墓じまいを行い、お墓を自分の代で整理する方も増えています。

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3.永代使用の期間

お墓は、墓域として認可された寺院所有の土地の一部をお墓として借り、そこに墓石を建て、故人を埋葬するものです。建立した墓石などの上物は個人の所有物となりますが、お墓の土地は借りたものなので、使い終わったら返却します。これまでの一般墓は、お墓を継承する(使用料を払う)人がいる限り、そのお墓を使い続けるシステムでしたが、昨今の永代供養墓は、最初から永代使用期間という一定期間を決めて、お墓の土地を借りるシステムのことをいいます。また永代供養墓は、そのお墓を管理・運営する寺社による供養が行われますので、永代使用期間が終わっても、お骨は合祀墓に移され、寺社により供養が永遠に行われます。一般的に永代供養墓の永代使用期間は、13年や33年が多く、その年数は、そのお墓の最終埋葬者を埋葬した翌年からの年数となります。例えば、33年の場合、50歳の息子が、父を78歳で亡くしお墓を購入、その10年後に母が85歳で亡くなった場合、息子は、92歳まで永代供養墓の面倒を見ることになります。永代使用の期間に正しい答えはありませんが、「誰がいつまで」を考えて決めることが大切です。

永代使用期間<例>

納得して、安心して、選べる永代供養墓を。
花樂苑では、多彩なお墓をご用意しています。